写真展
誰も教えてくれないイラクの今

報道されない核攻撃−子どもたちは訴える-
10(火)〜15日(日)
11:00〜19:00
写真資料提供 阪南中央病院労組


アメリカがイラクに攻め込もうとしています。攻撃が開始されれば、もっとも犠牲になるのはイラクに暮らす市民たち、空襲で殺されるのは、わたしたちと同じ人間です。
誰のため、何のための攻撃なのか。この「戦争」が始まれば、日本はイージス艦を派遣して参戦すると政府は表明しました。
わたしたちはイラクの人たちを殺すのに手を貸したくありません。
湾岸戦争で使われたウラン弾とその後の経済制裁のために、すでに160万人が亡くなりました。
特に幼い子どもたちが白血病や栄養失調で、次々と命を落としています。
私たちは湾岸戦争から11年もの時間、イラクの人々がどんな被害を受け続けてきたのか知ることもなくすごしてきました。
この展示の中には、ウラン弾の放射線被害に苦しむ「直視するのが辛い」子どもたちの姿があります。
今、この時を生きている(亡くなったかもしれない・・・)この子たち、親御さんを思うと、写真の展示には迷いがありました。
けれども、「日本のカネ」がなければできなかった湾岸戦争、その被害を知らなければならないと思います。
ウラン弾の放射能は、まず子どもたちの命を、わたしたちの未来を奪っていきます。
イラクの人々の上にさらに爆弾の雨を降らせようという今、ここにきてくださった皆様と一緒に「知ろうとすること」から始めたいと思います。