☆7月7日中村哲さん講演会での、
アンケートにお寄せ頂いた感想です。

<そのB>

●中村先生の元気な声を聞けた事が何より嬉しかったです。時間がたつとともに薄れていく
 アフガンへの世間の関心ですが、先生の言葉の一つ一つがいつも思い出され私の中では
 薄れる事なくあり続け支えとなっています。本日もすばらしい講演をありがとうございました。

●”井戸”を軸とした活動からもう少し総合的な支援活動に移っていかれている印象を受けました。
 医療を軸にした村作り、地域作りという感じ。その点では(前回来たこともあって)後半のお話を
 詳しくお聴きしたいという思いが残りました。国づくりの方向が見えない。本当にタリバーンは
 駄目だったのか?軍に反米、反国際社会―アルカイダがらみで―の方向に進んだがゆえの
 一方的な”戦争”ではなかったか?いろんな疑問が改めてうかびました。
 もう一度注意深くアフガン報道、情報を見つめたいと思います。

●在日アフガン難民をしている団体にボランティアを始めたばかりです。
 アフガンの状況が報道されなくなり、在日で難民申請している人たちは下手すれば
 強制送還されるという風に聞いています。彼らも平和なアフガンになっていれば、
 帰国努力するのだと思うのですが、支援する側としては、アフガンの情報を、
 現地を知っている人から聞きたいと心待ちにしていました。ありがとうございました。
 どうかお願いです、新聞や週刊(月間)誌でもコラムなど、記事をお願いしたく思います。
 少なくとも私の家族は私のつたない説明ではアフガンの状況を正しくはあいないし、
 日本がアフガンに対してのしていることも当然だとしています。

●大変興味深く、得難い機会を頂いたと思います。前回の講演録を読んで、
 この方のお話をうかがいたいと思いました。ただ、その講演録と重複する部分が多かったのが
 (仕方のないことだと思いますが)残念に思いました。質疑応答でのお話が特にどれも印象深いと
 感じました。相手の価値観を尊重し、その背景を理解する、
 という関わり方はすべての人間関係に通じるなと思いました。

●日本の報道機関から与えられる情報と違い、現地の状況は何もかわっていないように思いました。
 平和ボケの著しい日本人はもっと多くの現実を知ることが必要ではないでしょうか。

●マスコミ報道と中村先生の話との間の違いの大きさに驚いた。
 マスコミの持っている偏見と先導性の恐ろしさを感じた。やはり現地のことを知るためには、
 渦中で働いていらっしゃる中村先生のような人から、話を聞く必要があるのだと思った。
 だから、今回のような企画は大切だと思うし、今日講演を聴くことができてよかった。

●先生の講演を興味深く聴きました。ずっと挙手していたけれど、当ててもらえませんでした。
 私の聞きたかったことは「アフガンでの女性への性暴力の実態と被害女性への対応、援助、
 性暴力に対する人々の考え方について(被害女性への偏見はないのか)」ということです。

●アフガンの情報が日々少なくなる中で、何とか心にとめて関心を持ちつづけたいと思ってきました。
 氏の話で今もって現場の状況がほとんど変わっていないという現実を聞き、想像はしていたが、
 想像以上に厳しいものであることを改めて感じました。
 更に多くの人々に関心を持ちつづけられるよう私にできることをやっていきたいと思う。

●とてもよかったです。これだけ沢山の方々が様々な問題に向き合い、人として私自身も
 自分の生き方でよい方向を向きながら、様々な人々と接したいと思いました。

●人それぞれの条件でやっていくという言葉が残りました。日本人、先進国と呼ばれるところに
 たまたま住んでいる者(自分も含めて)のおごり、おごるなというメッセージ。

●援助が集まる現状により、近代国家が整えられる方向へと向かうことが生む矛盾が
 もうあらわれつつあるのか。農業のプロジェクトが会として、どれくらい進められているのか。
 12月の時点より、本当に政情が安定しているのか。様々気がかりでした。

●アフガニスタンの問題は世界の問題であり、日本の問題であり、我々個人の問題であると深く
 感じました。人類の物質さへ恵まれれば、また自国さえ幸せであればの思想が作り上げた
 不幸ではないかと思います。物質文明と精神文化の融合こそ必要であると思います。

●昨年10月25日、江別市の酪農学園大学で、中村哲先生の講演を伺いました。
 重複する部分は復習になりましたし、最近6ヶ月のことは、聞いて見なければ知らずじまいの
 ことでした。ペシャワール会の会員になっていますので、時々募金を続けようと思っています。

                                      

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