アフガニスタン現地活動報告会 ペシャワール会の現地活動の様子を聞こう!(2008年10月25日)
お話 高橋修さん(ペシャワール会農業指導員)、荒野一夫さん(ペシャワール会炊事担当)
【時】 2008年10月25日(土) 13:30~
【処】 ひとまち交流館京都 第3会議室
参加費無料
【主催】 ピースウォーク京都
【問合】 090-6325-8054
本年8月26日、アフガニスタン東部ダラエ・ヌールのブディアライ村で農業支援活動を行なっていた伊藤和也さんが、何者かによって拉致され、凶弾に倒れてしまいました。
私たちピースウォーク京都は、8月31日に、伊藤さんとアフガニスタンの干ばつや戦乱で亡くなられた全ての方々を追悼して、三条大橋でキャンドルビジルを行い、9月1日に伊藤さんの故郷の掛川市で行われた葬儀にも、数人が京都から赴いて参加しました。
伊藤さんの死は、あまりに悲しいできごとでした。 中村哲さんは、現地で行われた葬儀で次のように述べられました。
「伊藤くんを殺したのはアフガン人ではありません。人間ではありません。今やアフガニスタンを蝕む暴力であります。政治的なものであれ、物取り強盗であれ、心ない暴力によって彼は殺されました。」
こうした構造的暴力が亡くなってほしい。アフガニスタンに本当の平和が訪れてほしい。私たちはそう考えて、これからもペシャワール会の活動を応援し、平和への歩みを共にしていきたいと思います。そのためにもアフガニスタンのこと、現地でのペシャワール会の活動のこと、そして伊藤さんの遺した足跡についてもっと知りたいと思い、アフガニスタン現地に赴いて活動してこられたお二人の方をお招きして、お話を聞くことにしました。
今回来ていただくのは、 農業指導員の高橋修さんと、炊事担当の荒野一夫さんです。
京都市内在住の高橋さんは、農業の専門家で、2002年3月からたびたび現地を訪れ、緑の大地計画のなかの農業の再生を担い、顧問として活動されてきました。
ペシャワール会HPをのぞくと、高橋さんからたびたび行われた現地報告を読むことができます。農業計画の担当者だった伊藤さんとともに、たびたび現地での活動を共にし、日本に帰ったときも、2週間に1回くらい、メールで伊藤さんから現地の報告を受け、アドバイスを行ってきました。
荒野さんは、2001年末の中村哲さん京都講演会を聞いて、現地での支援活動を思い立ち、ペシャワール会報で現地での炊事当番の募集を見つけ、2006年6月から翌年にかけて、現地に赴かれました。たくさんの日本の乾燥食材を持参した荒野さんの手料理は大好評だったそうです。
お二人からは、現地での活動の様子、とくに農計画のお話や、伊藤さんとの触れ合いなど、いろいろなことをお聞きしたいと思っています。
また、参加者の側からも、自由に質問して、みなさんでアフガニスタンのことペシャワール会の現地活動のことへの理解を深めたいと思います。それらを通じて、伊藤さんの遺志を、私たちが分け持っていけたらと思います。一人でも多くのみなさんがご参加されることを願っています。